あらすじ
《つばさ文庫小説賞用あらすじ》※ネタバレ注意
中学一年生の立切あげはは、縁切り神社「立切神社」の娘。相棒の黒狐・クロと共に、人の悪意や執着が具現化した「念」や悪霊を拳で祓う日々を送っている。
過去に「幽霊なんていない、嘘つき」と友達に言われたトラウマから引っ込み思案になり、現在の友達はゼロ。そんなあげはは同じ中学に通う超人気配信者グループ『SEASON』を密かに推していた。
「今日こそ友達を作るぞ」と決意したゴールデンウイーク明けの朝、あげははSEASONの中でも随一の霊媒体質・春宮光成が念に憑かれていることに気づく。
強い霊感を持つ白銀深冬に除念の現場を見られたあげはは、次の企画の心霊スポット巡りに同行してほしいと頼まれる。
トラブル回避のため、男装して「キリヤ」と名乗り配信に出演したあげはは、悪霊との激闘を繰り広げる。その様子は配信を通じて大きな話題となり、キリヤは一躍人気者となった。
配信をきっかけに、あげははSEASONのメンバーと心を通わせていく。
お昼を一緒に食べたり、深冬と光成に神社の破魔鈴を渡したり。
しかし、SEASONの熱狂的ファンであるクラスメイトの岩清水ルネはその様子を快く思わず、立切神社で「あげはとSEASONとの縁を切ってくれ」と願う。
あげはがショックを受ける中、SEASONはショッピングモールでライブを開催することになる。
リーダーの玲央に頼まれたあげはは、キリヤとしてゲスト出演を決意。
厳しいダンス練習の中でルネとも和解し、友達となった。
迎えたライブ当日。熱狂する観客たちの強い感情が巨大な「念」となってステージを襲う。あげははダンスを踊り続けながら必死に念を祓い、神使クロの力も借りてSEASONと観客を守り抜く。
ライブが大成功に終わった後、あげは勇気を出して「ライブは終わってしまったけれど、これからもみんなと一緒にいたい」と言う。みんなは笑顔で受け入れるのだった。