あらすじ
「神隠し」とは、世界に空いた『説明のつかない穴』そのもののことだ――。
日本のどこにでもある地方都市で、密かに囁かれる連続神隠し事件の噂。
結束律(ゆいづか りつ)は、2年前に愛猫の「ユウ」を亡くした喪失感を抱えながらも、かけがえのない3人の幼馴染たちと、穏やかで幸福な高校生活を送っていた。
彼らと過ごす時間だけが、律の心の隙間を温かく埋めてくれる救いだった。
だが、その日常のすぐ隣には、すでに引き裂かれた世界の境界線が口を開けていた。
鳴り響くスマホのノイズ。モノクロに反転し、色を失っていく景色。空間の亀裂から這い出た数式コードが、大切な仲間へと牙を剥き、世界の裂け目の向こうへと連れ去っていく。
逃げ場のない絶望の底で、「もう二度と、何もできずに失うのは嫌だ」と律の魂が叫んだ瞬間――手にしたスマートフォンが、確かな温もりを持って脈動を始める。
スピーカーから聞こえてきたのは、かつて失ったはずの、あの優しい声だった。
理不尽な世界から、大切な日常を、仲間を奪い還すために。少年は今、自分の中に眠っていたものと向き合う。
ジュブナイル・ミステリー、ここに開幕。
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【作者より連載のお知らせ】
本作が人生で初めて執筆する「処女作」となります。
勢いと熱量を詰め込んで、まずは第一章を書き上げました。
★初回は一挙4話公開! 翌日からは毎日1話ずつ、第一章完結まで更新いたします。
毎日17:05更新です。
※第一章完結後、第二章の準備のため一旦更新が空く可能性がございます。なるべく早くお届けできるよう執筆を進めますので、気長にお待ちいただけますと幸いです。
皆様のブックマークや★、コメントなどの反応が何よりの執筆の原動力になります。
もし「おもしろそう」「続きが読みたい」と感じていただけましたら、ぜひ応援やご感想をいただけますと幸いです。第二章も必ずお届けしますので、どうぞよろしくお願いいたします!