あらすじ
◆あらすじ
悪しき怨霊となった元日本人女子高生のキズコ。
その怨みは甚だ強く、やがて死の呪いを振りまく大怨霊となってしまった。
そんなある日、キズコは霊能者との戦いの中で、別の世界に飛ばされてしまった。
そこは剣と魔法が支配するファンタジー風世界。
その世界では罪を犯した者は処刑されアンデッドとなり、司祭の「討伐」を待つ。
神の名において、人間に抗えないアンデッド。
スケルトンのアベルや、ヒトダマのメアリーも、人間達に追われていた。
だがキズコは、この世界の神や勇者の力で「討伐」できない。
呪いの質が異なる上、キズコの力はより圧倒的。
そこでアンデッド達は、キズコにすがり、祈る。
最初は億劫がっていたキズコだが、人間達への怨み、アンデッド達への哀れみからこれを承諾。
そしてキズコはなし崩し的に、「アンデッド革命」を起こす怨霊の王としての道を歩きはじめる。
やがてゾンビ、ノスフェラトゥ、リビングアーマーなど、
あらゆるアンデッドがキズコの元に集い、アンデッドの天敵であるこの世界の勇者とも戦うことに。
――願わくば、すべてを呪い、アンデッドに祝福を!
◆◆登場人物
◆キズコ
「怨霊の……革命を起こす」
恋人に裏切られ殺害された女子高生の怨霊。
その怨みから多くの人間を呪い殺し、歴代でも強力な大怨霊にまで成長した。
理性を失い日々呪いを振りまいていたが、ある日霊能者に隙をつかれ、封印。
だがキズコが気づくと、そこは剣と魔法が支配し、アンデッドが無数に存在する異世界であった。
冷酷非道に見えて、同じ霊に頼まれると断れない気質。
その気になれば触れるだけ、睨むだけで人命を奪えるほどの力を有する。
◆アベル
「ニッポンの怨霊ねえ……ニッポンな んて聞いたことあるか、メアリー」
気のいいスケルトン男子。威勢がよく剣術にも長けるが、本番に弱い。
とある理由で盗みを犯し、その罪への罰として処刑され、スケルトンと化した。
キズコの迫力に憧れ、平伏しつつも優秀な助手となる。
◆メアリー
「私は、静かに過ごして……このまま朽ちていくなら、それはそれで」
鬼火を伴うゴースト少女。
スーパー気弱で人を驚かすこともできないが、同じアンデッドや人間も分け隔てず優しくしてしまう。
冤罪の罪で処刑され、アンデッドになってからは勇者や司祭の討伐を待つのみだった。
キズコを怖がっていたが、彼女の想いを貫く意思の強さを慕うようになっていく。