あらすじ
時は大正。
宇津塚ステンドグラス製作所社長・宇津塚正保の一家が住まう西洋風の屋敷は、自社のステンドグラス作品で華やかな装飾をほどこされ、結晶館と呼ばれていた。
そんな結晶館で、新作を披露するパーティーの夜、忠盛が大量の血を吐き絶命する。
彼の内臓や血管の中からはおびただしい量の硝子片が発見され、しかもそれらは体内で凝固した痕跡があった。
この事故は、原因不明の病死として処理される。
直後、宇津塚の若き跡取り息子・硝一は、婚約者ゆめ子との婚礼準備を進めていたが、次々と怪現象に見舞われ、婚礼の夜、ついに父親であり社長の正保までもが怪奇な死を遂げる。
正保の葬儀の場へ、謎の青年・アンリがあらわれ、おまえの一族は呪われていると話す。衝突する硝一とアンリ。
しかし宇津塚家周囲の人間たちにさらなる災厄が降りかかり、硝一はゆめ子を守るため、アンリとともに宇津塚一族に隠蔽されたおぞましき過去と因習を紐解いていくことになる。
主要な登場人物
・宇津塚硝一…主人公。宇津塚家長男で宇津塚ステンドグラス製作所の跡取り。
・宇津塚ゆめ子…主人公の妻
・アンリ…謎の青年。日本人とフランス人のハーフ
宇津塚家
・宇津塚正保…宇津塚ステンドグラス製作所の二代目社長。硝一の父
・宇津塚よし…正保の妻。硝一の母
・宇津塚研二…正保の次男。硝一の弟
・宇津塚忠盛…正保の弟。硝一の叔父
・宇津塚甚之助…宇津塚ステンドグラス製作所の初代社長。硝一の祖父。故人
・宇津塚コタキ…甚之助の妻。硝一の祖母。
・平村伊予子…旧姓宇津塚伊予子。硝一の姉。
・エミール…フランス人デザイナー
・ジャン…フランス人デザイナー
・瑞江…宇津塚家の女中
※一部フランス語訳にAIツールを使用しています。