あらすじ
白姫咲雪は、高嶺の花の幼なじみだ。
高校二年生の秋に、俺は彼女への想いを伝えた。そして俺たちは晴れて恋人同士になり、たくさんの幸せな記憶を紡いだ。
俺にだけツンとした態度になる咲雪だが、そんな不器用さすらも愛おしくて。
――けれど、その幸せは長くは続かなかった。
国民的女優となった咲雪のツンは、日を追うごとに悪化してくばかりで……、
「はいはい。そうやって私の機嫌を取って、また一晩中ヤりたいだけでしょ?」
「あんたのことが好きかって……は? それ、いま関係ある?」
……限界だった。俺は耐えきれず、咲雪との離別を選んだ。
独りで冬空の下へと逃げ出した俺だったが、突然、貧血を起こして倒れてしまい……目を覚ますと、高二の春にタイムリープしていて!?
――ツンデレなんて、幻想だったんだ。
あの最悪な未来を経験したせいで、すっかり咲雪への恋心は冷めていた。
可愛くて、そして何より素直な彼女を作るという目標を立てた俺は、咲雪から距離を置き、本気で自分磨きを始めるのだが――、
「ねえ、新汰……私、あんたに嫌われたの……?」
高嶺の花の幼なじみは、曇っていく一方で……?