あらすじ
西暦2220年。
技術は飛躍的に進歩した一方で、人類はある「当たり前」を失っていた。
それは――外すという技術。
衣服や装具は身体と一体化し、自分だけが安全に解除できる時代。第三者が外すという文化も技術も、百年以上前に失われたロストテクノロジーとなっていた。
そんな世界で、世界的企業ウニクロスの若き開発責任者・明手 星(あけて ほし)は、一人の無名な鍵屋と出会う。
その出会いは、止まっていた歴史を再び動かし、人の心までも解き放つ大きな歯車となっていく。
これは、「外す」ことを忘れた世界で、もう一度人を解放する物語。