あらすじ

死者の身体を清め送り出す、入殮師の家に生まれた明珠(メイジュ)。
後宮で下級女官として仕える彼女はことあるごとに『疫病神』と疎まれ、下女同然に冷遇されていた。
そんな明珠の唯一の理解者だったのが、皇帝の寵妃・香蘭妃。
しかしある夜、明珠が香蘭妃の宮を訪れると彼女は首を吊った姿で息絶えていた。

遺体の傍らに立っていたのは、後宮へ来たばかりの見知らぬ宦官・鵠(コウ)。
「俺が殺したと思うか?」
「あなたはいったい、誰なんですか?」

香蘭妃の死は、本当に自害なのか。互いの素性を疑いながらも、条件つきで手を組むことになった明珠と鵠。
死者の身体に残されたわずかな痕跡を読む明珠は、やがて後宮に隠された秘密へと迫っていく。
そんなふたりを、静かに見定める者がいた――華やかな後宮の奥に潜む闇を、二人はまだ知らない。

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アルファポリス
アルファポリス2026/06/30
  • 現在の作品下級女官・明珠は後宮の秘密を解く~寵妃が遺した謎~