あらすじ
「お前のような無能なおっさんは我がギルドに不要だ!」
冒険者ギルド『暁の獅子』で20年間、雑用係として酷使されてきた38歳のカイゼル。ある日、横暴な若手エースの策略によって理不尽にクビを宣告されてしまう。
無一文で街を追い出され、魔の森で行き倒れかけたその時、カイゼルの体内で眠っていた「本当のギフト」が覚醒する。それは、世界の理さえ書き換える万物超越の力――【概念改変(ルビ:リライト)】だった。
攻撃力『1』を『999999』に、ただの石ころを『賢者の石』に、危険な魔の森を『至高の温泉郷』に。あらゆる概念を都合よく書き換え、あっという間に世界最強となったカイゼル。
途中で助けた元・引きこもりのエルフの聖女や、もふもふの神獣たちに懐かれながら、未開の土地で最上のスローライフを満喫し始める。
一方、有能な「雑用(実質、全結界と補給の管理)」を失った元のギルドは、またたく間に崩壊の危機へと陥っていた。
「頼む、戻ってきてくれ!」と涙目で懇願してくるかつての仲間たちだが、時すでに遅し。
「いや、もう可愛い女の子たちと温泉掘ってのんびり暮らしてるんで、そっちで勝手にやってください」
これは、理不尽に虐げられていたおっさんが、世界を手のひらで転がしながら自分だけの楽園を作り上げる、最強で最高にイージーな異世界ファンタジー。