あらすじ
感情を分類したり、
気持ちをバージョン管理したり、
心を座標に置いて回転させたり――
そんなふうに、
“心を仕様で理解しようとする” 少女・澪。
その隣で、
うまく言葉にできない気持ちを抱えながら、
それでも誰かに寄り添おうとする朱音。
テスト期間の何気ない日々の中で、
ふたりは何度もすれ違い、
何度も誤解し、
それでも少しずつ近づいていく。
論理では扱えない気持ち。
仕様には書けない揺らぎ。
分類できない痛み。
回転しない心。
澪が初めて触れる“余白”は、
朱音がずっと抱えてきた“人間らしさ”だった。
これは、
不器用なふたりが、心のかたちをゆっくり見つけていく物語。
テックと感情がそっと混ざる、やさしい青春ストーリー。