あらすじ
実家の伯爵家で「身代わりの無能」と虐げられ、婚約者のアラン令息からも冷酷に婚約破棄を突きつけられたエミリア。
妹のリリアにすべてを奪われた彼女は、魔物が巣食う危険な隣国との国境地帯へ追放されてしまう。
しかし、エミリアこそが陰で国の結界を一人で支えていた「真の聖女」だった。
彼女が消えた母国は破滅へと向かい始める。
一方、国境で凍えていたエミリアを救ったのは、冷徹と噂される隣国の総司令官、ゼクス・ヴァルハイト公爵だった。
彼女の真の価値を一瞬で見抜いたゼクスは、エミリアを自国へ連れ帰り、最高級のドレスや極上のスイーツ、そして過保護なほどの愛情で甘やかし始める。
美味しいご飯と優しい彼に包まれて幸せな日々を送るエミリアのもとへ、やがて崩壊寸前の母国から「戻ってきてくれ」と泣き言の手紙が届くが、時すでに遅し。
冷徹公爵からの熱烈なプロポーズを受け、エミリアは本当の幸せを掴み取る。