あらすじ
高校二年の瀬川湊は、幼馴染にも、クラスメイトにも、先輩にも、後輩にも振り回されていました。
「彼氏じゃないんだから」
「友達だからお願い」
「弟みたいなものだし」
「先輩なら断りませんよね?」
恋愛対象じゃないと言われながら、困った時だけ頼られる。
荷物持ちも、相談相手も、雑用も、暇つぶしも全部湊。
傷つかないわけがない。それでも「期待した自分が悪い」と笑って飲み込んできました。
そんなある日、同じクラスの女子・宮原栞だけが言います。
「私は瀬川くんが好き。便利だからじゃない。ちゃんと好きだから」
初めてまっすぐ好意を向けられた湊は、栞と付き合うことを決めます。
すると――。
「最近、冷たくない?」
「彼女ができたくらいで変わるんだ。」
「幼馴染より彼女を優先するの?」
今まで「好きじゃない」と言っていたヒロインたちが、湊が離れた途端に傷つき始めました。
でも、それは湊が変わったからではありません。
彼女ができたから、今まで当たり前のように差し出していた時間も優しさも、ちゃんと一番大切な人へ向けるようになっただけ。
「好きじゃないって言ったのは、そっちだろ」
もう都合のいい男子には戻らない。
ちゃんと好きと言ってくれた彼女を選んだだけで、ヒロイン全員が曇り始める、後悔系青春ラブコメ。