あらすじ
気がつくと、高嶺総一郎は見知らぬ石畳の裏路地に倒れていた。
そこは、魔法と精霊が人々の暮らしに根付くアルヴェリア王国。
魔法を知らない世界から来た総一郎には、この世界の常識も、身分も魔力もなかった。
彼を助けたのは王立魔法学校に通う少女、リュシア。
古書喫茶《灯屋》で住み込みで働く彼女に連れられ、総一郎は店主エリゼの下で一時保護される。
そんな中、総一郎は様々な言語を読むことができることが判明する。
当初はそういう魔力性質であると思われていたが、精密検査により総一郎は「魔力無し」と判明する。
彼は英雄ではない。
彼が見つめるのは、静かな日々を暮らす少女。
彼の目を通して描かれるひとりの少女の話。