あらすじ
僕は製パン職人。正確にはただの”製パン職人”ではなかった。「製パン鍛冶士」だ。 「製パン鍛冶職人」とは、パンを作る際、魔力を込めて焼くことで、焼きあがったパンから武器などが生まれる才能だった。実験を重ねてきてわかったことだが、パンの形や大きさ、使った素材で、中身は決まるようで、これまで同じものが出てきたことはない。 ただ、イーマが生まれそうだった田舎ではパンからできた武器や防具が強いとは誰も思わず、命を預ける冒険や戦いでつかうようなものはいなかった。そのため、イーマはこの才能をいかすようなことはできなかった。パンをつくる腕前と、いつか必要になるかもしれないと父親に言われて、剣の腕前の2つだけを磨いてきた。 王都に出てきてパン屋をひらいた。開店して1週間、なぜか王女が護衛もつれずにお忍びでお店に!しかしそこへ暗殺者がやってきて、王女の命を・・・!?つくった武器がとても良い性能であることが知られて、徐々に鍛冶職人としての力を頼られるようになっていく。 かけだしのパン職人から強い武具を作れる鍛冶職人として有名になっていく物語。