あらすじ
「寒かったでしょう? ご飯でも食べなさいな」
昔々、神々とは知らずに、温かいご飯を振る舞い続けたある一族おったそうな。
この物語は、その一族の末裔・優子の物語。
彼女が受け継いだ役目は――世界中で信仰を失った神々を拾い、日本へ送り届けること。
神々が最後に辿り着く国、それが日本だった
カレーも、ラーメンも、ナポリタンも、唐揚げも。
それら日本食は、世界の神々のわがままのために進化した料理だった。
信仰を失い、消えるはずだった神々。
それでも風は彼らを見捨てず、最後に辿り着いたのは日本だった。
名を捨てた神々は、八百万の神の一柱として、今日もどこかで静かに暮らしている。
これは、忘れられた神々へ温かい料理を届け、もう一度
「いただきます」と「ごちそうさま」が言える居場所を紡いでいく、
少し不思議で、お腹の空く神様救済ローファンタジー。