あらすじ

高校の吹奏楽部。全国大会連続出場の名門校で、トランペット奏者の日向千夏はずっとライバルだった。同じパートの雨宮葵——完璧な音、完璧な技術、完璧な笑顔。 千夏は葵が嫌いだった。 いや、正確に言うと——嫌いだと思っていた。 三年生の夏、突然葵が部活を辞めた。「音が怖くなった」という言葉だけを残して。 最後のコンクールまで、残り三十日。千夏は葵を連れ戻しに行く——ライバルがいなければ、全国で意味がないから、と自分に言い聞かせながら。 これは、嫌いという感情の正体を知るまでの、三十日間の物語。

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カクヨム
カクヨム2026/06/30
  • 現在の作品きみの音が、止まるまで