あらすじ
四十八歳の南雲丈二は、異世界で小さな「何でも屋」を営んでいる。
本人としては、屋根修理や荷運び、掃除、迷子の猫探しをこなす普通の店主のつもりだった。
けれど、南雲には自覚のない常時発動スキルがあった。
「あらゆる行動に究極魔法効果を自動付与するスキル【リミットブレイク】」である。
ある日、店先で腹ペコの魔女ソフィア・レインフォールを拾った南雲は、ただ雑炊を食べさせた。
それだけのつもりだった。
だが、その『究極雑炊』は災厄の魔女を完全敗北させた。
以降、何でも屋ナグモには、最強テイマー、大聖女、剛斧の戦士、言霊のエルフ、剣豪、女剣士、生意気魔女っ子、元ニンジャ料理人、神話級魔獣たちが次々と集まってくる。
南雲は言う。
「うちはただの何でも屋だぞ?」
しかし王国中の人々は思っている。
――あれは、ただの店ではない。
超大型商会だ、いや、軍事組織だ、いや、秘密結社だ。
本人だけが気づいていない、異世界何でも屋拡大コメディ、ここに開店。