あらすじ
「不遇適正成り上がり学園生活」を演じる破天荒チート少女の温度差コメディです。
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「地、水、火、風……じゃなくて『空』!?
空属性の魔術適正!? 激レアじゃん!」
人間が生まれつき一つの属性しか扱えない世界。
そこでは「火の魔術師が気流を操作して風も操れる」という理由から、風属性は『最弱の不遇属性』と蔑まれていた。
そんな世界に転生したチャランポランな能天気少女。
彼女が授かったのは、歴史から抹消された古代の最強属性――【空(くう)】。
前世から「異世界もの」に強い憧れを抱いていた彼女は閃いてしまう。
「くっくっく……敢えて! 敢えてよ! 不遇属性のフリして落ちこぼれからの成り上がりストーリーを演じましょう♪」
忍び込んだ城の書庫で古文書を勝手に読み解き、独自の『偽装風魔術 風刃(空間断絶)』を開発した少女は、脳内妄想全開で学園生活をスタートさせる。
「風っぽく鎌鼬を飛ばしてみたわ♪ これで努力型不遇属性使いに見えるでしょ♪」
「(エリート炎使い)馬鹿な……!? 掻き消せない!? 風のくせに!!」
本人は完璧に隠密ムーブを決めているつもりだが、放つ技が異質すぎて周囲には初手からバケモノだと即バレ(逆フィルター)。
虐められっ子を助ければ、彼女は「このバケモノには私がいないとダメなの♪」と笑顔の腹黒ヤンデレお世話係に覚醒。
正義感の強い高飛車委員長は「このバケモノ放っておいたら世界が滅ぶのだわ!」と義務感からお母さん化。
話を聞かない主人公のせいで、周囲の勘違いと被害はどんどん加速していく。
「え? 学園壊したから? 退学処分?? ……ふふ♪ これも不遇属性の宿命ね! さあ二人とも♪ 世直しの旅に出るわよ♪」
「「(絶対に目を離しちゃダメだぁ、この子ぉ……)」」
これは、完璧に不遇属性を演じきれていると信じて疑わないチート少女による、勘違い系ファンタジーコメディ!