あらすじ
フリーカメラマンの瀬川拓海は、祖父の遺品から見つけた古い現像液に触れたことで、奇妙な能力に目覚める。
自分が撮影した写真をレタッチすると、被写体の記憶が写真の通りに書き換わる——。
大学時代の親友・直也から結婚一周年の記念撮影を頼まれた拓海は、直也の新妻・彩音に強く惹かれてしまう。「ほんの少しだけ」と自分に言い訳しながら写真を加工するたびに、彩音の中の「常識」は少しずつ塗り替えられていく。
距離が縮まり、呼び方が変わり、撮影のたびに大胆になっていく彩音。何も知らない直也は「お前に任せた」と笑い、拓海は親友の信頼を踏みにじる背徳感に酔い始める。