あらすじ

魔術回路(タトゥー)の優劣がすべてを決める、魔力絶対主義の世の中。国民のタトゥーは王政府によって一括管理され、逆らう者は力を奪われるディストピア。 警視庁・魔力犯罪対策課(魔対)に所属する25歳の柊蓮示(ひいらぎ・れんじ)は、公的には最低ランクの『F級』。うだつの上がらない頼りない鑑識官として、日々ペコペコと頭を下げていた。 しかし、彼の正体は――法の手をすり抜けた悪党を闇に葬る、最凶の連続殺人犯「コイン」。 蓮示は、他人の魔力を【変換率99.9%】でほぼロスなく己のものに書き換える刻印と、あらゆる攻撃をねじ曲げて肉体をねじ切る『螺旋(スパイラル)』の技術を持っていた。 彼は自らハントした悪党の現場を、鑑識官の特権を使って「魔物の仕業」として完璧にもみ消し、警察の目を眩ませ続けていた。 そんなある夜、蓮示は一人の男の結界に囚われる。男の名はハル・フィニアン。かつて魔力管理システムを脅かすプロダクトを開発し、政府にタトゥーを根こそぎ焼かれたはずの天才エンジニアだった。 ハルは、蓮示の「99.9%変換技術」を求め、開発中の分散型魔法プロダクト【ビットストーン】のビジョンを語る。 「誰もが平等に魔力を使える世界を創り、中央集権の王政権をブチ壊す。君の技術があれば、それが完成するんだ」 ルール(掟)のジレンマから始まった二人の最悪の共犯関係。蓮示は、ビットストーンの「外付け魔力」を報酬に、ハルの特権テスター(最強の刃)になることを決意する。

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小説を読もう2026/06/30
  • 現在の作品【ビットストーン】分散型結界魔法で魔力経済を支配する