あらすじ

この世に嘘をつかない人間なんていない。『俺は正直者だ』なんて言う奴がいたら、嘘つきだと断じて問題ないはずだ。自覚があるなら不純な嘘つきだし、曇りなきまなこで堂々と『俺は正直者だ』と語るなら、それは無自覚な嘘に鈍感すぎる純粋な嘘つきだ。人間はどうやったって嘘からは逃れられない。  俺とFの親交はこの出会い以降、二年ほど続いて、その二年の間に、俺は何度かこの持論をFに語った。

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カクヨム
カクヨム2026/06/29
  • 現在の作品オオカミ少年の記憶と嘘