あらすじ
完璧な自己管理能力と冷徹な論理思考を持つ男・漣律人(さざなみ りつと)。彼が目を覚ますと、そこは風の通らない、冷たいコンクリートの密室だった。
鉄の扉に貼られた一枚の紙――『性行為しないと出られない部屋』。
くだらない悪戯だと一蹴しようとした律人だったが、部屋の唯一のベッドに遺された「こんもりとした布団」を剥ぎ取った瞬間、彼の完璧な世界は崩壊を始める。そこに横たわっていたのは、すでに物言わぬ少女の死体だった。
脱出不能の極限状態、じわじわと狂っていく体内時計。熱を失い「涼んだ」密室の中で、冷徹な天才が導き出した、あまりにも悍ましい“最適解”とは。