あらすじ
神から『人類最強』という、名前だけは最高に格好いいユニークスキルを授かった勇者アルス。
人類からの特大の「期待」を背負い、鼻息を荒くして魔王城へと乗り込んだ彼を待っていたのは――絶望的なまでに「ガチで最強」な魔王レヴァナスだった。
初戦で文字通り手も足も出ずにボロ負けするアルス。
しかし、そんな彼に対する人類の『期待』は、なぜかさらに加速していく――!?
「いや待て、俺は所詮人間だ! 頼むから誰もこっちを見るな!!」
世界から神格化され、引くに引けない絶体絶命の勘違いライフ。
だが、ボロ負けしたはずの魔王城に何度も足を運ぶうち、アルスは魔王レヴァナスが抱える「ある孤独」を知ることになり――?
常識人な胃痛持ち勇者と、優しすぎる最強魔王。
本来交わるはずのなかった二人の出会いが、やがて世界の運命を大きく揺るがし始める。
――これは、周囲の勝手な『期待』に振り回され続けた一人の男が、本当の意味で『勇者』へと駆け上がる物語。