あらすじ

勇者パーティの雑用係レオ・クラウゼルは、ある日突然、勇者アルベルトから追放を告げられる。 理由は、戦闘で目立った成果がないから。 レオがしていたのは、料理、地図、荷物管理、会計、野営、交渉、道具の補充。 そんなものは誰でもできる。 魔王との戦いに必要なのは、もっと分かりやすい力だ。 そう言われたレオは、静かに勇者パーティを去る。 ――はずだった。 王都を出て五分。 背後から足音が聞こえた。 振り返ると、そこにはレオを追放した勇者パーティ全員がいた。 勇者アルベルトは言う。 「うむ。では俺たちも行くぞ」 「なんでだよ」 「置いていかれるのは危ないからな」 聖女マリアは言う。 「追放は神がくださる尊い試練です。試練を受けた方を、私は見捨てません」 魔法使いシェリアは言う。 「勘違いしないで。あなたが近くにいなくても大丈夫だと証明するためよ」 戦士ゴルドは言う。 「飯」 追放されたはずなのに、なぜか今日もレオが先頭を歩き、宿を取り、飯を作り、道を決める。 これは、追放したい理由は全員にあるのに、離れられる理由は誰にもない勇者パーティの、追放不成立コメディ。

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カクヨム
カクヨム2026/06/28
  • 現在の作品追放されたが、全員ついてきた 〜俺を追放した勇者パーティ、俺なしでは生活できないので皆が俺の後ろにいる〜