あらすじ
侯爵令嬢レティシアには、とある秘密がある。
石掘にある小窓を二回叩くこと。それは秘密の合図だった。
伯爵家三男のアルバートという幼馴染にだけ通じる秘密の合図。
二人だけの秘密。
レティシアは信じていた。身分の差はあっても、彼と結ばれるのだと。
けどれアルバートが病に倒れ、奇跡的に回復した後。
「ごめん、もう会わない」
彼は別人のように冷たくなってしまった。
やがてアルバートは、他の侯爵令嬢の護衛となる。
小窓を叩いても返ってこない返事。
そんなレティシアはある日、父の帳簿に残された一行の記録を見つける。
全ての真実がそこに込められていた。