あらすじ
英雄に憧れる青年・ジャッジはとある偶然から女神様の加護を授かり、女神様に支えられながら冒険者として実績を積み上げ、ついには10年ぶりに魔王軍幹部の討伐を果たす。
その功績が認められ、【勇者】の称号を与えられたジャッジは、国から支援を受けて魔王討伐の旅に出る。
国からの支援は金銭だけではなく、優秀な人材を勇者パーティーのメンバーとして同行させてくれるとのこと。
「どんなすごい人たちなんだろう……!」
『ふふっ。ジャッジの命を預ける仲間として、どのような人物か私が見てあげましょう』
女神様に寵愛されたジャッジはこれからの輝かしい旅に胸を躍らせながら、仲間たちを見た――
「初めまして、ジャッジ。僕はイドラ・ハウディ。栄えある王国騎士団長の息子さ。ともに魔王を討伐しようじゃないか」
『……彼女はジャッジの暗殺を企んでいます。胸をさらしでつぶして、男装しているようですよ』
「シャリア聖国第一王女、ミィーク・リンダリンと申します。【勇者】ジャッジ様の旅道中の怪我は全て回復魔法のエキスパートである私にお任せください」
『……彼女もジャッジの命を狙っています。毒薬をいくつも隠し持っていますよ』
「ルイン・アルマダ。先代勇者の末裔の血族……まぁ、よろしく」
『……残念ながら、ジャッジの死を望んでいるようです。【勇者】に任命されたよそ者を憎んでいるみたいですね』
――女神様、助けてください。
このままだと魔王よりも先に闇堕ちしている仲間たちによって、先に俺が討伐されてしまう……!
ジャッジは魔王を討伐するため、そして自分の命を守るため、パーティーメンバーを救うことを誓うのであった。