あらすじ

俺には密かな憧れの人がいる。 第三騎士団を率いる団長、ナターシャ・ヴァレンティアだ。 長身で美人。剣の腕は王国随一。 自他ともに厳しく、戦場では誰よりも頼もしい。 部下たちは口を揃えて言う。 ――格好いい。 ――近寄りがたい。 ――まるで氷の女王だ。 だが、俺だけは知っている。 彼女は本当は不器用で、誰よりも仲間思いで、頑張り屋な女性だということを。 そんなある日。 俺は人目を避けるように泣いているナターシャ団長を見つけてしまう。 理由を聞けば、婚約者に浮気されたらしい。 しかも原因は、 「可愛げがないから」 だという。 ……いや、待ってくれ。 団長は十分可愛いだろう? 泣き顔も、照れ顔も、たまに見せる笑顔も。 むしろ可愛いの塊なんだが? こうして俺は、自分の気持ちを自覚しないまま、落ち込む団長を慰めるために「可愛い」を伝え続けることに。 けれど、そのたびに顔を真っ赤にして慌てる団長が可愛すぎて――。 これは、無自覚なわんこ系副団長の俺が、誰よりも格好いい女騎士団長の本当の魅力を見つけ出し、やがて恋に落ちていく物語。 そして気付けば、射止められたのは俺の方だった。

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小説を読もう2026/06/29
  • 現在の作品可愛げがないと言われた女騎士団長は、無自覚わんこ副団長に溺愛される