あらすじ
地水火風。この世の摂理を司る力を持つ者達、彼らを精霊術師と言う。その役目は人間社会を乱す妖魔や悪霊を討滅すること。日柳火夜《くさなぎ かや》は火を司る炎術師であり、浄化の炎で燃やし、融かし、滅する力を持つ。炎術師最強の一族である日柳一族の中で頂点に立つ彼女は今宵も世の理を護るべく、人知れず人外を討滅する。
「あーだる。一般人に気を使いすぎることねーだろ。少しくらい巻き込んだってバレなきゃいいんだし」
「駄目に決まっているでしょ」
……その隣に立つ男こそ蒼天の付き人と蔑称を付けられている、ロクデナシの精霊術師である。