あらすじ
2035年、地球。人類は都市部に出現する未確認生命体に対抗するため、ベルトから粒子金属を展開し瞬時に武装を換装できる最新鋭の人型兵器『PM-ギア』を配備した。
特殊部隊のベテラン隊員ジン・クロサワは、愛する妻と息子のために最前線で戦い続けていた。しかし2039年、未曾有の異空間暴走が発生。彼が所属する基地は丸ごと、剣と魔法が支配する異世界『聖大陸エルドラ』へと飲み込まれてしまう。
絶望的な状況の中、現地の二大国家が部隊に接触。
魔法至上主義を掲げる帝国と、聖なる力と騎士道を重んじる王国。
力を求めたかつての副隊長は帝国軍の重装甲へ、正義を盲信する若きエースは王国騎士団の神速へと魅入られ、部隊は決裂する。
だが、ジンはどちらの力も拒絶する。
彼の目的はただ一つ、地球に待つ家族の元へ生きて帰還すること。
立ち塞がるのは、魔法技術を取り込み進化したかつての戦友たち。
対するジンは、PM-ギアの防御装甲をすべてパージし、全粒子エネルギーを右腕に収束させる。生成されるのは、触れるものすべてを分子レベルで両断する超高密度の巨大粒子大太刀『ムラサメ』。
影で蠢く天才科学者の狂気と三つ巴の大乱戦の中、ジンは己の身を削る一撃必殺の刃で、異世界の常識を叩き斬る。
すべては、愛する家族を再びその腕に抱きしめるために。