あらすじ

神の現れであった、赤い目の大王が、怨霊に呪い殺された。 大王の孫である燈火宮は、国の中でひとりだけ、押し付けられた役割を受け入れなかった。 父が、祖母の代わりに、いけにえになろうとしても。 「父上に死んでほしくなかった。のに、私の言葉は届かなかった」 心に深い傷を負った燈火に、命令が与えられた。 怨霊を倒せ。 ただし、祖母が滅ぼした国の者たちを率いて。 「絶対憎まれてる。怖い」 しかし、父の罪を認めれば役目を解いてやると言われ、決意が固まった。 「父上は罪人じゃない。その気持ちを守りたい」 兵たちのところへ行った。 矢が飛んできた。 燈火をかばったのは、少年のような見た目の兵士、夜行路すだまだった。 「私を必要としてくれる人がいた! なら、がんばれる。 夜行路たちと力を合わせて。 おばあさまの後継者になるんだ」 一人になった夜行路は、密かに、喜びを爆発させた。 「燈火宮の心をつかんだぞ。 先の大王に祖国を滅ぼされた、だれよりも小さなぼくが。 ぼくは赤い目の国を滅ぼして王になる。そして、燈火宮を妃にするんだ」 これは、自分の心を守ろうとして捨てられた王女と、大いなる野望をもった小さな復讐者が、本当の絆で結ばれた国を作る物語。

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小説を読もう2026/06/28
  • 現在の作品奈落の王女は怨霊たちの神になる