あらすじ
中学二年生の村山きつしと小林もうどうは、宇宙で武器を売り捌く闇の仕事をしながら、日本の学校に通うという二重生活を送っていた。
天才科学者のもうどうと、その右腕として傍らに立ち続けるきっし。二人の出会いは些細な実験への誘いだったが、やがてそれは宇宙規模の犯罪組織との関わりへと発展していく。
転機は一発の爆弾だった。もうどうが心から愛した少女・海野沙織が、謎の男によって命を奪われた。その男はもうどうにそっくりの顔をしていた。
沙織を失ったもうどうは変わった。優しさを内に押し込め、怒りを燃料に宇宙の軍需産業へと参入する。裏切り、謀略、始末、泥沼の間社会を二人は駆け抜けていく。
そんな激動の日々が三年間続き、きつしは恋人の鈴音との間に子供を持つことを決意する。もうどうが科学の力で生み出した命を二人で育てようとした、ささやかな幸せの試みは思いがけない形で二人に「親であること」の意味を突きつける。
やがて身内の裏切りが明らかになり、長年の盟友すら敵となる。それでも、もうどうときつしは前へ進む。
やがて身内の裏切りが明らかになり、長年の盟友すら敵となる。それでも二人は前へ進む。
「思い出せない日々が最も幸せで、最も大切にするべきなのだ」変を知り、愛を失い、それでも生き続ける二人の青年の物。