あらすじ
新名古屋駅で、味噌カツ弁当が取り違えられた。
それだけで、10人の人生が少しずつ狂い、少しだけ救われていく。
午前八時。
名鉄本線・新名古屋駅の売店で、新人アルバイトが弁当を渡し間違えた。
味噌カツ弁当を持つはずだった営業マンは、女子高生の母が作った手作り弁当を持って商談へ。
母の弁当を食べるはずだった女子高生は、推薦入試前に巨大な味噌カツと向き合う。
そこから始まるのは、誰も知らないバタフライエフェクト。
10人は一度も出会わない。
会話もしない。
名前も知らない。
けれど、誰かの失敗が誰かを笑わせ、誰かの遠回りが誰かを救い、誰かの落とし物が誰かの人生を変えていく。
スポットの当たらない人間なんていない。
ただ、自分では気づかないだけだ。
味噌カツ、きしめん、名駅地下街、ナナちゃん人形、大須、名鉄ホーム。
名古屋の濃さを詰め込んだ、笑えて少し泣ける駅構内群像コメディ。