あらすじ
『蓼風』の後日談。下級武士向けの牢屋、揚り屋で過ごす、獄門になる白井般右衛門の心の動き/変化を書いた、テーマは重いですが、動きの少ない、大変地味な短編です。
自身の罪を認め、獄門を受け入れていたつもりなのに、あることをきっかけに、死んだら自分というものが消え、これから起こることを目撃できない、知ることができないことへの焦燥感と恐怖に襲われ始めた……そんな死の恐怖を感じる般右衛門がその恐怖を乗り越えるためのきっかけ、思考/心持ちとは……
* 『蓼風』未読の方のために最低限の経緯/説明は入れています。
* 時期としては『小春風』の後なので、『小春風』を読んでいれば、般右衛門が首を傾げていることが謎ではなくなるものの、未読でも大丈夫です。
* 残酷な「描写」はありませんが、獄門という処刑を目前にした罪人が主人公なので、R15にしました。
* カクヨムでも公開予定です。『蓼風』を公開しているので。