あらすじ
職場の「異物」と見なされた係員ハジが、職場の組織の論理によって静かに排斥され、やがて諭旨退職に追い込まれていく。その過程で排斥に加担した主人公自身もまた、やがて組織によってハジの諭旨退職の責任を押し付けられ、懲戒処分という形で裁かれていく「喪失」の物語。主人公は処分に対して審査請求を決意する。その審査請求の中で、自らの言葉と姿を見つめ直していく、言葉の喪失と「再生」の物語。
「組織」の論理によって静かに排斥される言葉。その排斥に加担したとして主人公自身もまた裁かれ、自らの立場とともに「言葉」を失う。失った自らの言葉を取り戻すために、自らを再構築して言葉とともに「再生」していく物語。
1部 懲戒処分
2部 審査請求と裁決
3部 訴訟