あらすじ
「――事件の加害者は、ワイヤードにて新たな生を得た」 白昼の通り魔事件によって、十五歳の最愛の妹・ひよりを失った御堂うさぎ。
絶望の底にいた彼女の元に届いたのは、拘置所で自殺したはずの犯人が、仮想領域「ワイヤード」で生きているという驚愕の一報だった。 犯人はなぜ生かされているのか。世界は何を隠しているのか。確証を得るため、うさぎは自らの身体を削り、非公式の渡航業者を通じて「ワイヤード」へと足を踏み入れる。
そこで彼女が目にしたのは、現実よりも生々しい五感、そして自身の傷を相手に刻みつける呪わしき異能(スキル)の世界だった――。
命を、倫理を、世界のルールをすべて踏み越えて、少女の孤独な復讐劇が幕を開ける。