あらすじ

中学一年生の月城スバルは、小学生の頃に山でUFOを目撃したことをきっかけにオカルト好きとなり、友人の天谷マコトとともにオカルト同好会を立ち上げる。しかし部員は二人だけ。そんな中、人間観察を趣味とする謎めいた少女・星川せつなが入部を希望する。  せつなは二人に「ブルーバタフライ」と呼ばれる最新ゲームを体験させる。それは過去の世界へ入り込み、歴史を追体験できるという現実と見分けがつかないほど精巧なゲームだった。三人が選んだ舞台は、一九三三年のネス湖。ネッシーの写真が初めて撮影された時代である。  三人は当時のネス湖で人々と交流しながらネッシーの正体を追うが、その正体は巨大な怪物だった。命懸けの戦いの末、怪物を倒し、世話になったおばあさんへ感謝のしるしとして赤い宝石を残して現代へ戻る。  しかし帰還後、スバルの身に異変が起こる。空腹を感じず、夜になっても眠れない。さらにネス湖について調べるうち、老女が経営していた店は実在し、その店は一九三三年に現れた「三人の日本人学生」から贈られた赤い宝石によって経営危機を救われたという記事を見つける。そしてスバルは、自分のズボンのポケットからゲーム内で置いてきたはずの赤い宝石を発見する。  ゲーム内の出来事が現実の歴史として残り、持ち帰れないはずの宝石まで存在している――。その事実からスバルは、ブルーバタフライはゲームではなく、本物のタイムマシンなのではないかという結論にたどり着く。翌日、屋上でせつなにその推理をぶつけると、彼女は静かに微笑み、地球を侵略しに来た宇宙人であることを告白する。

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カクヨム
カクヨム2026/06/27
  • 現在の作品白波中学オカルト同好会 ~幻のネッシーを追え!~