あらすじ
魔王討伐。
それは、異世界へ召喚された青年・黒崎蓮(レン)に与えられた最後の使命だった。
五年に及ぶ旅の果て、勇者アベルたちと共に魔王を討ち果たしたレンは、ようやく元の世界へ帰れると信じていた。
――しかし、その瞬間。
世界を救った英雄は、王国に裏切られる。
「異世界人は、魔王討伐のための道具に過ぎぬ。」
胸を貫かれ、奈落へ突き落とされたレン。
闇の底で彼を待っていたのは、朽ち果てた玉座と、一つの骸。
「憎いか。」
その問いが、すべての始まりだった。
世界が正義と呼ぶものを疑い、
世界が悪と呼ぶものの王となる。
これは、すべてを奪われた一人の青年が、世界へ復讐を誓い、魔王として戴冠するまでの物語。