あらすじ
廃部寸前の「花壇整備部」。部長の神夜は、全校生徒の前で素晴らしいスピーチを行い喝采を浴びるが、その心は晴れない。彼女が守り続けてきた大切な場所は、この夏限りでなくなってしまうのだ。
「この部活…もうなくなるんだ」
やる気の見えない部員たちを前に、部長としての無力感に苛まれていた神夜。
しかし夏休みが明け、部の指導者としてやってきた地域の“おばあちゃん”たちが、状況を一変させる。今までどこか冷めていた部員たちが、まるで別人のように生き生きと活動し始めたのだ。楽しそうな後輩たちの輪の中心にいるのは、自分ではなくおばあちゃんたちだった。
「私だけが、取り残されている…」
自信を失いかけた彼女に、一人のおばあちゃんが静かに語りかける。
「みんなにとって、その『普通』が、特別だったんじゃないかね?」
その言葉が意味するものとは一体なんなのか。過去の自分と、今の自分。居場所を失った少女が、自身の本当の価値を見つけ出す物語。
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※本作品は「小説家になろう」との重複投稿になります。