あらすじ
卒業祝賀会の夜、平民の卒業生ユリウスは、王太子アルフォンスから突然「婚約者セレーネ公爵令嬢の悪行を知る証人」として呼び出される。
しかしユリウスが知っていたのは、王太子のお気に入りである男爵令嬢リリアに、壊した魔導具の後始末や報告書の書き直しを押しつけられていた事実だけだった。
平民だから逆らえない。卒業資格を得るために黙ってきた。けれど学園中の前で証言を求められた以上、答えるのは事実だけでいい。
婚約破棄を宣言した王太子と、被害者ぶる男爵令嬢。二人の言い訳は、ユリウスの証言とセレーネの切り返しで次々に崩れていく。
これは、婚約破棄の証人にされた平民が、食べ損ねた肉料理を惜しみつつ、なぜか就職先まで手に入れる話。
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