あらすじ

前世の取り柄は、ブログを「バズらせる」ことだけ。自己肯定感ゼロのまま異世界へ来てしまった私は、不安で眠れない夜に、習慣でただ言葉を書き散らした。どの畑が不作か、どの噂が民を不安にさせるか、何を先に伝えれば混乱が収まるか。書いて、配って、整えただけ。聖女でも魔法使いでもない、ただの記録。 なのに七年が過ぎたある日、宮廷は私を「役立たずの平民」と切り捨てる。私が去った直後、王国の食料も民心も音を立てて崩れ始めた。誰も気づいていなかった。この国を七年間、飢饉から静かに守っていたのは、私の書いた“ただの言葉”という名の情報網だったことに。 これは、自分の価値に最後まで気づけなかった私が、ようやく胸を張れるようになるまでの話。

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小説を読もう2026/06/27
  • 現在の作品前世で“バズらせる”のだけ得意だった私が異世界で書き散らした言葉、気づけば七年も王国を飢饉から守っていたらしい