あらすじ

「今日この場をもって、婚約を破棄する!」——王太子エドワードの宣言を、私は静かに受け入れました。泣き喚く?弁明する?いいえ、そんな暇はございません。だって殿下、来週締め切りの財務報告書、ご自分で書けまして?北部飢饉の食糧調達も、南方貴族の反乱鎮圧も、隣国との通商条約も。五年間、この国を裏で支えてきたのは全て私でしたのに。可憐な男爵令嬢の涙に騙され、私を切り捨てた殿下。どうぞお幸せに——ただし、王国の財政が破綻する前に、帳簿の読み方くらいは覚えてくださいませね?踵を返した私の背に、一つの視線が突き刺さりました。全てを見透かすような深い藍色の瞳。隣国ヴァルザーク帝国の第二王子、アレクシス殿下。「その才能、我が国で活かす気はないか」——婚約破棄から始まる、元公爵令嬢の大逆転劇。捨てた側が後悔する頃、私は新たな国で、新たな物語を紡ぎ始めます。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/27
  • 現在の作品婚約破棄されましたが、王国を支えていたのは私でしたので——殿下、財務報告書はご自分でどうぞ