あらすじ

二十四の領域に分かれた異世界。 巨大な都市には王が君臨し、小さな部族には族長が存在する。そこに“魔王”という存在はいない。代わりに世界を支配するのは、かつて人間だった八体の大悪魔――欲望に呑まれ、人ならざる怪物へ堕ちた存在たちだった。 人間は繁栄を求め、悪魔は生き延びるために人の血を欲する。そんな終わりなき争いが続く世界へ、私は転生した。 ……いや、正確には少し問題がある。 前世の私は日本で最も危険と恐れられた極道組織を率いる女だった。 だが転生した先で与えられた新しい人生は――なぜか“男”である。 しかも私の父親は、莫大な財力で王国そのものを裏から操り、王すら傀儡にしている大貴族。 そのせいで私は何もしていないのに民衆から嫌われ、周囲から敵意を向けられていた。 本当は目立たず静かに生きるつもりだった。 ……なのに私は偶然、この世界に隠された致命的な欠陥を知ってしまう。 その瞬間、神は私に特別な力を与えた。 そして私は選ばれる。 世界を導く“教皇”への道を。 だが残念ながら、私は聖人ではない。 悪魔が喧嘩を売るなら叩き潰す。 神の力は遠慮なく使う。 聖職者なのに酒は隠れて飲む。 面倒ごとは暴力で片づける。 これは――史上最も危険で、最も問題児な教皇を目指す元極道の異世界譚。 祈りより拳。 慈愛より実力。 神よ見ていろ。 私は私のやり方で、この世界を支配してやる。

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小説を読もう2026/06/27
  • 現在の作品元極道の姐御ですが、転生したら男になっていたので、神の力で法王を目指します