あらすじ

十五夜を前にした夜。 高校の天文部顧問である物理教師は、生徒たちを連れて一日早いお月見へ向かう。その道中、彼は二十年前のある恋の話を語り始めた。 星空を愛する少年・櫻井旭と、旧家の一人娘である少女・月守瑞穂。 月明かりに照らされた無人駅で出会った二人は、流星群を眺め、図書室で語り合い、少しずつ距離を縮めていく。 これからもそんな日々が続くと思っていた矢先、瑞穂は突然学校から姿を消した。 家族を守るため、自らの未来を差し出さなければならなくなった少女。 彼女を救えない無力さに苦しむ少年。 それでも二人は、十五夜を前にした十四日目の月へ願いを託す。 ――満ちて欠けてを何度繰り返しても。 ――いつかまた、今日の月で逢おう。 月が繋いだひと夏の恋。

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カクヨム
カクヨム2026/06/27
  • 現在の作品十四の月