あらすじ
高校二年生の真白さやは、ある日、見知らぬ異界に迷い込む。
そこは、死した剣士たちが流れ着く世界――〈楽土〉。
時代も国も異なる剣士たちが、ただ一振りの武器を手に戦い続けるその場所で、さやは唯一の生者として目を覚ます。剣の心得もなく、戦う理由もわからないまま、彼女は歴史に名を残さなかった者たち、剣に生きるしかなかった者たち、死してなお刃を握る者たちと出会っていく。
これは、死後世界〈楽土〉から始まる剣と記憶の物語。
やがて現代日本へ帰還した少女の運命は、楽土で交わった剣士たちの因縁を、現世へと呼び込んでいく。