あらすじ
「黒く染めてこい。お前のような反抗的な生徒は学校のガンだ」
生まれつきの柔らかい茶髪。大切にしていた亡き祖母からの「宝物」。それなのに、生徒指導の白川は提出済みの『地毛証明書』をゴミ箱に捨て、結衣を全校生徒の前で晒し者にした。
理不尽な同調圧力によってクラスでも孤立し、心身共に追い詰められていく結衣。
限界を迎え、黒染め液を手に取った夜。泣き崩れる娘を見た母・美晴は静かに微笑んだ。
「今度はお母さんに任せなさい」
――彼女は、企業の法務部で酸いも甘いも噛み分けてきたプロフェッショナルだったのだ。
後日、勝ち誇る白川の前に用意されたのは、弁護士、教育委員会の担当者、そして決定的な「録音データ」。
理不尽な独裁者が、論理と法的根拠の前に完全論破され、社会的に自滅していくまでの痛快な逆転劇。