あらすじ
「交わるはずのない二つの凶刃が、今、狂気の世界を切り裂く!」
地獄の業火で極上の苦痛を刻む「東の魔女」・北條孝子と、天の雷光で一切のバグを無慈悲に消去する「西の堕天使」・高清水涼子。決して交わるはずのない二人の少女の美学が、裏社会を舞台に激突する!
だが、宇宙の法則を書き換えようとする謎の存在『神託』の罠により、互いに強烈な殺意を抱きながらも、二人は最悪の共同戦線を張ることに。
サディスティックな昭和お嬢様と、冷徹で無機質な神戸のお嬢様。相容れない「混沌」と「秩序」の魂が、互いのエゴを触媒にして極限の共鳴を果たした時、神々すら恐れる破壊の力が産声を上げる!
血と狂気に彩られた、反逆のダークファンタジーアクション、ここに開幕!
第1話「関ヶ原の驟雨」
関ヶ原で激突しようとする裏社会の二大組織。その戦場に、東の魔女・北條孝子と西の堕天使・高清水涼子がそれぞれ介入する。互いに顔を合わせることはないが、戦場を蹂躙する「赤い炎」と「青い雷」の残滓から、自分と同質で対極に位置する絶対的な敵の存在を感知する。
第2話「偽りの日常」
横浜で古風な令嬢を演じる孝子と、神戸で完璧な優等生として過ごす涼子。互いの存在に嫌悪感を抱く二人の元へ、謎の存在「神託」から、本牧埠頭での人身売買組織殲滅という共同依頼を騙る死の招待状が届く。
第3話「白昼の遭遇」
決戦を前に、横浜山手へと偵察に訪れた涼子と、カフェで刺繍を楽しむ孝子が偶然隣り合わせる。表面上は優雅に会話を交わす二人だが、足元や上空ではサポート役のガーディと詫間亨による壮絶な電子・霊的情報戦が繰り広げられる。
第4話「本牧の激突」
本牧埠頭・第七D倉庫での夜。人身売買組織を挟み撃ちにして壊滅させた二人は、ついに真正面から激突する。炎と雷が臨界点に達しようとした瞬間、「神託」の罠によって警察の特殊部隊が突入。二人は決着を預け、それぞれの闇へと撤退する。
第5話「仕組まれた神隠し」
巷で多発する「才能ある若者の神隠し事件」。孝子はヤクザの依頼から、涼子は財閥の依頼から、黒幕であるカルト教団「アルカディア財団」を追う。その矢先、再び「神託」から強制的な共同作戦の通達と、日常を壊すという脅迫が届く。
第6話「狂気の箱舟」
富士の樹海、旧日本軍の地下要塞。互いに殺意を向け合いながらも、ガーディの霊的感知と亨の物理演算を組み合わせた「最悪の共同戦線」で要塞深部へと進む二人。そこには感情を奪われ生体兵器と化した少年少女たちと、狂信者キジマが待ち受けていた。
第7話「暴走する融合」
地獄の番人「虚無」と「飢餓」の力を宿した生体兵器群に苦戦する二人。絶体絶命の危機の中、互いへの強烈な殺意と「獲物を奪われたくない」というエゴが共鳴し、奇跡の「混沌の雷火」が発現。キジマと要塞を粉砕するが、二人の魂には互いの色が汚染として残ってしまう。
第8話「黒椿の契約」
魂の汚染に苛立つ二人の日常を、「神託」の観測者・黒椿が監視し続けていた。限界に達した二人に、黒椿は京都・祇園での密会を指定。そこで突きつけられたのは「一週間以内に相手を生け捕りにしなければ、サポート役を消去する」という残虐な契約だった。
第9話「本能寺の決戦」
契約の期限日、本能寺跡。サポート役の命を救うため、本気の殺し合いを始める二人。しかし、高みの見物を決め込む黒椿の態度に二人のプライドが激怒。一瞬の同期で互いの攻撃を利用し、空中の黒椿の絶対防御を粉砕。仮初めの休戦を結ぶ。
第10話「聖域の導き」
黒椿が逃げ込んだ先は、伊勢神宮の禁足地。結界を強行突破して地下深層「正宮」にたどり着いた二人は、天照大御神と月読命に対面する。宇宙の法則を侵食する「神託」を破壊するため、二人は概念特効兵器「月詠の刃」を託され、次元の亀裂へと飛び込む。
第11話「虚無の庭園」
次元の狭間「虚無の庭園」。待ち受ける神託の概念攻撃は、二人の魂の最も脆い過去のトラウマを具現化させる。地獄の拷問具と偽りの天使の群れ。しかし、二人は自らの美学とエゴで過去の亡霊を粉砕し、神託の中枢核へと肉薄していく。
第12話「混沌と秩序の双刃」(最終話)
神託の絶対防壁を前に攻撃が通じない中、涼子は自らの魂を起爆させる「論理爆弾」で防壁に穴を開け、消滅する。遺された孝子は、涼子の遺した演算ルートに乗り、神託の核に「千枚通し」を突き立てて完全破壊。日常へと帰還した涼子と、闇で生きる孝子。交わらぬ二つの魂の残響が世界に鳴り響き、終幕。