あらすじ
「奪われた純潔、冷徹な監禁。しかし、その憎むべき敵の腕の中に、あってはならない「安堵」が灯り始める」
ゼノスの私室で目覚めたルカを待ち受けていたのは、身体をを暴かれ、尊厳と踏みにじられ、純潔を奪われるという苛烈な現実だった。憎むべき宿敵にすべてを支配される捕虜生活。
だが、「異端の呪い」と蔑まれてきたルカの肉体を、ただ一人の『ルカ』として渇望するゼノスの眼差しに触れるうち、ルカの頑なな心は狂い始める。
言葉を交わし、肌を重ねるたびに、ルカの胸に空いていた硝子の穴は、ゼノスの不器用なぬくもりで満たされていく。お互いの底なしの孤独を埋め合うような、歪で濃密な監禁日々。そして、引き裂かれるような想いの中、仲間たちによる奪還の瞬間が訪れる――。