あらすじ
天才画家の凪と、優等生の結衣。
正反対の二人は、ひとつの部屋で暮らしている。
生活能力が壊滅的な凪にとって、結衣の膝は“世界が静かになる場所”。
結衣にとってもまた、凪の隣にいる時間は、何にも代えがたいものだった。
けれどある日、凪に個展の話が舞い込む。
半年間、離れて暮らすことになる二人は、“お互いがいなくても生きていける”という現実に揺らぎ始める。
凪は「結衣がいない世界」を描きに行き、
結衣は「凪がいない世界」で、ひとり食事をする。
依存か、愛情か。
それでも手放せないこの関係に、名前はあるのか。
自立した大人として生きられるはずの二人が、それでもなお隣にいることを選ぶ理由とは?