あらすじ
魔王城へ続く黒森の入口で、勇者レオンは聖女エリアナに追放を告げた。
回復しかできない聖女はもう必要ない。
新しい癒し手がいるから、お前は勇者パーティーを抜けろ。
そう言われたエリアナは、静かに荷物をまとめて離脱を受け入れる。
ところが、魔法使い、戦士、斥候、荷運び兼料理番まで、次々とパーティーを抜けると言い出した。
聖女の祈りがなければ、魔力循環も、呪傷の抑制も、瘴気罠の浄化も、食料保存も、聖剣の祝福も成り立たないからだ。
勇者パーティーから聖女が追放された日。
残ったのは、勇者様ただ一人。
これは、支えていた者を雑に扱った勇者が、自分の足元をようやく知る話。