あらすじ
婚約破棄の夜、王太子殿下は婚約者エレノアを断罪し、真実の愛に生きると宣言した。
その隣に立たされていたリディアは、自分がただの証人として呼ばれたのだと思っていた。けれど殿下は、彼女を「次なる婚約者」だと高らかに指名する。
恋人でも、共犯者でも、悪女でもない。
ただ王族の圧に逆らえず、礼儀として笑い、手紙に返事をし、差し出された手を拒めなかっただけ。
婚約破棄された令嬢と、次の婚約者にされた令嬢。
本来なら敵同士にされるはずだった二人は、その場で初めて同じ側に立つ。
これは、誰かに決められた「真実の愛」を拒み、自分で選ぶ権利を取り戻す令嬢たちの物語。