あらすじ
炉師ライは、消えた炉の理由を聴く男だ。
炉が消えているなら、理由がある。理由があるなら、聴けばいい。聴けたなら、直せばいい——それだけを信じて、ライは王都を追われ、辺境の村々を歩く。
エスカという小さな村で、ライは六十三年間火の消えた炉と出会う。そしてその炉を守ってきた少女・ノアと。炉の底から出てきた金属の栓。ギルドの刻印。地図に描かれた奇妙な円……。
一つ一つ聴いていくうちに、炉師一人では抱えきれない大きな謎が姿を現し始める。
炉師は、聴く。急がずに、諦めずに、分かるまで。
【完結・全7話・異世界ファンタジー】